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Column 2016年2月

Bike Design Specifications[仕様書]の見方-2

仕様書 1ページ目右上の枠内には、フレームサイズに関わる重要な数字があります。重要だけど、分かりにくい…..今日は、この数字の見方について、ご説明します。

この枠の中の数字を、単位を付けて書き直してみます。更に、どの部分のサイズなのか、下の図や写真と照らし合わせながら、ご覧ください。先ずは、半分から上のところ。
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BB to Saddle  24(インチ) ≒ 609.6mm …[A]dimension.jpg
Ground to Bars 33.5(インチ)≒ 850.9mm …[B]
Crank Arm Length 160(ミリメートル)…[C]
Saddle to Bar  22(インチ) ≒ 558.8mm …[D]
Riding Style(1-4)  2 → ※後述します。
Ground to Saddle 33.4646(インチ)≒ 850.00mm …[F]
Bar Width 36(センチメートル) = 360mm …[E]
Height 60(インチ) ≒ 152.4cm …[身長]
Weight 101(ポンド) ≒ 45.753kg …[体重]
Age 50(歳)…[年齢]
Inseam 26.8(インチ) ≒ 68.072cm …[股下]
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オーダー時に、ご自身のポジションが固まっている、お気に入りのロードバイクなどがあれば、その自転車の寸法をこのように伝えると、それに基づいてメインフレームやシートマストなどの寸法を出してきます。但し、ロードバイクのBBの高さとBIKE FRIDAYのBBの高さとは異なる(若干高い)ので、ここで提示されているBB to Saddle の数字と、実際に納車されるBIKE FRIDAYのBB to Saddle とでは、多少の差があります。
————————————————————DSCN4823-1.jpg
半分から下のところには

Frame Size:
Main  48    Mast  9    Riser  10    Projection  70
と、あります。
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「Main 48」は、水平に見た、トップチューブ長が48cm。

DSCN4824.jpgのサムネイル画像

「Mast 9」は、シートマストサイズが、9インチ(≒22.86cm)です。
写真のように測ります。





tikitのシートマストは、このように測ります。
DSCN4828.jpg



DSCN4829-1.jpg












「Riser 10」は、ステムライザー(ハンドルポスト)の長さが10インチ(≒25.4cm)で
「Projection 70」は、ステムライザーから、ハンドルバーまでの突出し寸法が、70mmであることを示します。

この寸法がどこからどこまで指しているかは、BIKE FRIDAY独特のものがあり、写真のように独自のステムチャートを使うことで寸法が分かります。DSCN4414-1.jpg
(この写真のステムは、「Custom Adjustable Stem カスタム アジャスタブル ステム」というもので、突出しは固定で、高さは5cm程度変えられるものです。)
現実的には、ステムチャートで確認するよりは、Ground to Bars(ハンドルバーの高さ)やSaddle to Bar (サドルからバーの距離)などを元に、ポジションを確認していきます。
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Riding Style(1-4)  2 についてですが、
BIKE FRIDAYでは、次の4つのライディングスタイルを設定しています。
    1=アップライト。サドルよりハンドルバーが高い。
    2=サドルの高さとバーの高さが同じくらい。
    3=深い前傾。サドルよりバーが低い。
    4=より深い前傾。サドルよりバーがかなり低い。
    ※3,4は、具体的な寸法(先述のA〜Fの寸法)を示す必要があります。
このポジションは、ご注文時に選んでいただくものです。

このように、この枠の中には、とても大切な数字があります。
特に、メインフレームやマストのサイズなどは、しっかりと確認していきましょう。

注)ここでは、1インチ≒2.54cm、1ポンド≒0.453kg、で計算しています。


Bike Design Specifications[仕様書]の見方-1

バイクフライデーを注文すると、ディーラーには仕様書(Bike Design Specificatins)が届きます。
オーダーID、おおよその製作日、フレームのサイズ、ネームプレートの原稿、モデル、フレームカラー、細かい注文内容、トータルバイクプライス(US$)、等々が分かり、ディーラーは、これを使ってお客様に詳細を確認していきます。

ここでは、主に製作予定日を含めたスケジュールの見方についてご案内します。
仕様書は、PDFで1ページまたは2ページで届きます。1ページ目の上、中央から右上を見ますと、仕様書の太枠で囲まれた Order ID: 187714の下に.....
Framesize.jpg
Projected: Dec-11-2015

と、あります。正式オーダーが入ると、スケジュール管理者により予定が組まれ、仕様書に書き込まれるのですが、これがおおよその製作予定日です。ここに書かれている日=(例)2015年12月11日の前後7日間の間に製作されます。つまり2週間の幅があり、この期間内に更に車種ごとに製作日が設定されて作られます。(今日はタンデムの日、明日はtikitの日とか...)
ここに書かれている日を、おおよそいつ頃作られるか、の目安としてご理解ください。

このおおよその製作予定日が決まると、「いつまでに仕様内容を確定しなければならないか」が、わかります。
バイクフライデーは、製作予定日(2週間の期間)の、さらに前3週間をかけて、オーダーされたパーツを取り寄せます。この3週間のパーツ手配期間を「タイムフェンス」と呼び、タイムフェンスを迎える前に、仕様内容を決めなければなりません。タイムフェンスの期間に入ってからは、仕様変更はできません。
timefence.jpg
















仕様書に明記されている製作予定日からは、4週間前がタイムフェンスの始まりに当たるので
4週間前までに、バイクフライデーに依頼することを確認しなければなりません。

このように、Projected:XX-YY-20ZZ の日付により、おおよその製作日と、いつまでなら変更できるのかが、わかります。
 

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